8月4日 出エジプト記17:10~16

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「アマレク人との戦い」

 

今日はイスラエルがエジプトを出て、初めての戦、アマレク人と戦った箇所を見て行きます。アマレクはエサウの孫にあたり、エドムの住人でありました。アマレク人は聖書に何度も出現し、当時は強大な勢力を持っていた様です。アマレクとは、「肉欲」という意味であると言われ、この戦いは神に救われたばかりの民にとっては、肉欲との戦いだったのかもしれません。そして、この時に初めて「ヨシュア」が登場してきます。ヨシュアは、モーセの後の、イスラエルの指導者になる人物です。モーセは丘の上で杖を持ち手を伸ばし続け、次世代のリーダーであるヨシュアと選び出されたイスラエルの戦士は、天敵アマレクとの初陣となったのであります。その戦いの中、アロン、ホルが共同して戦っています。モーセが神の杖を高く挙げている時には、イスラエルが優勢になり、彼が疲れ手が下がると、負けそうになる。この戦いの勝利の鍵は、モーセの杖が高く掲げられている事でした。それが主の勝利の「しるし」であった訳です。この戦いの後、アマレクとイスラエルは戦い続ける事なってきますが、主は「敵であるアマレクを滅ぼす」と告げ、モーセは戦いの勝利の栄光を主に返す為、祭壇を築き、ここを「アドナイ・ニシ」と名付けるという内容です。アドナイ・ニシ、その意味は『主は旗、もしくは「主のしるし」』という事であります。

 

ポイント1「ヨシュア登場」

ヨシュアはこの時点で、40−45歳と考えられ、荒野での40年の間モーセの助手となって働き、モーセの死後、民のリーダとして約束の地カナン制圧の指揮をする事になります。この箇所は、次世代の教育、信仰継承がテーマとなっています。モーセは丘の上で天に手を挙げて祈り続け、その祈りによりヨシュアは戦いに勝利したそれはモーセの祈りと、その祈りに支えられて信仰の戦いに挑む新世代ヨシュアの姿が見られ、その間には主なる神への深い信頼で結び付けられた愛の関係が見うけられます。私たちも、この様に深い愛の関係作り、そして祈り、若い世代の信仰による挑戦、この様な教会を目指したいと願うのであります。私たちも、この地から信仰が無くならない様に、深い愛と信頼関係の中、祈り、それによって聖霊の力を得て、この地に神の国を勝ち取って行こうではありませんか!

 

ポイント2「主はわが旗」

この時には、モーセの手に主の旗印があり、彼を支える人々がいて、主の力で戦うヨシュアとイスラエル人、その全てを主が用いられたのです。これは、まさに教会の姿であります。教会は、キリストの旗印を掲げ続ける場所であります。十字架に付けられ死んで復活されたイエス・キリストこそ、我らの勝利であり、この元に集まるモノに対して主は完全なる勝利を与えておられるのであります。そして、この勝利の主はそれぞれを選び、聖霊により賜物を与えて一つにし、神の栄光を私たちに示されるのです。この様にして、神の選びの民一人一人が神の栄光の勝利を経験する事により、弱い私たちは強い信仰者へと造り替えるのであります。私たちは、それぞれに与えられた賜物を全て用いて、キリストの愛の旗印のもと、この地を神の国の完全なる支配へと勝ち取って行こうではありませんか!