大腸がんがいやされて

 私は主人と約30年間、天理教を信仰していました。自宅には祭壇も置いていました。1年に何回か天理市の本部へお参りしていました。

 

 ある時、どうも便秘が続いて苦しくなり、病院に行くといろんな検査をされました。たかが便秘と思っていたのですが、検査結果は「末期の大腸がん」でした。すぐに手術したほうがいいとのことで、入院、手術を受けました。

 

 その頃、息子夫婦はクリスチャンになっておりました。そして必死で私のガンが治るように祈ってくれました。そのおかげで奇跡的に手術は成功して、術後もなんとも無く、再発もありません。私は本当にキリスト教の神様のおかげだと思い、感謝しました。

 

 息子夫婦は、それまでに何度かキリスト教会に連れて行ってくれましたが、退院してからはさらに熱心に連れて行ってくれました。その後、主人と私は相当悩みましたが長年信仰してきた天理教をやめて、キリスト教に入信することを決心しました。

 牧師に祭壇の処分をお願いし、本部に連絡していただいて引き取ってもらいました。そして祭壇のあったところには、みことばの額を飾っていただきました。

 

 その後すぐに主人と私は一緒に洗礼を受けました。75歳を過ぎていました。それから毎週欠かさず教会に通い、私に出来る奉仕をさせていただいております。また教会の方々とボーリングをしたり、賛美したりして、毎週教会に行くのが楽しみです。

 

 大腸がんの手術を受けてから15年が過ぎ、3年も命が持たないと宣告されたのが、転移もなく元気に過ごせているのは、イエス様のおかげだと信じて感謝しています。

 

 主人は昨年天国に召されました。一人で生活しておりますが、いつもイエス様が一緒にいてくださるので、寂しいとか、恐いと思ったことはありません。こういう気持ちが与えられているのは、本当に感謝にたえません。残された人生を神様と人に仕えていきたいと思っています。

 

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